
■捕まえちゃう調味料は何!?
幼稚園児など、お子さんに使うなぞなぞのダジャレです。
What is the seasoning that you catch?
(あなたが捕まえる調味料はなあに?)
そうすると子供たちがこう答えます。
「Ketchup!」(ケチャップ)
捕まえるの意味のcatch up(キャッチアップ)とKetchup(ケチャップ)がダジャレになっているわけです。子供用なので英語初心者でもわかりやすいですね。
■卵のお味はどうですか?
これもお子さまでもわかるたぐいのダジャレです。アメリカでは卵2つを使ったホットディッシュが朝の定番料理ですが、そこでの会話です。
How about my omelette?
オムレツの味はいかがですか?
「Eggcellent!」(エッグセレント)
excellent(素晴らしい)のexとegg(卵)をかけたわけです。これぐらいだったら英語初心者な日本人でも何とかついていけますね。
■マルクス兄弟の『吾輩はカモである』のダジャレ
マルクス兄弟と言えばスラップスティック映画の名優です。『吾輩はカモである』(原題:Duck Soup)はマルクス兄弟の傑作として知られる映画で、あまりに傑作なのでMOMA(ニューヨーク

大臣「尾行しなかったのか?」
チコ「1日中張り付いたよ」
大臣「いつ?」
チコ「Shadow day」(シャドウデイ)
尾行のことをshadowと言いますので、shadow dayとsaturday(土曜日)をかけているわけです。これを受けてさらに次のようなダジャレも登場します。
チコ「ピッチャーが完封しちゃうのは何曜日?」
グルーチョ「うーん……」
2人同時に「Shut Out Day!」(シャットアウト・デイ!)
完封を意味するShut Outとdayをくっ付けてsaturday(土曜日)とかけたわけです。
■『オースティン・パワーズ』の品のないダジャレ
世紀のバカ・スパイアクション映画『オースティン・パワーズ』には品のない表現が渦を巻いていますが、中でも特筆すべきなのはこれです。ヒロインの名前がアロッタ・ファギナ。あんまりヒドイので、主人公のオースティンが名前を聞き返すところがあります。
オースティン「えっ? 名前は何て言うんだって?」
アロッタ「アロッタ・ファギナよ」
アロッタ・ファギアを早く、かつ流暢に発音すると「a lots of ○○○」で「たくさんの女性器」の意味になります。ヒドイですね。これも英語のダジャレです(笑)。紙面の品位を保つためあえて英語で書かないようにします。
■自転車は疲れている!?
全部英語でいきます。わかりますでしょうか?
A bicycle can't stand on its own,because it is two-tired.
自転車は自力で立つことはできない。なぜならタイヤが2つしかないから。この直訳だけでは笑えませんが、two-tired(2つのタイヤ)がtoo tired(とても疲れた)のダジャレになっているのです。
よっぽど英語耳が発達していないとわからないダジャレから、日本人でもよくわかるダジャレまで、英語のダジャレは幅広いです。ネイティブなみに英語でダジャレを繰り出せるようになりたいものですが……。
(

英語の地口を紹介するサイト(英語)『Pun of the day』
http://www.punoftheday.com/