
たしかに、生活面や経済面で親との同居は何かとラクというメリットもありますが、「このままの生活スタイルを維持するのか」、「今は独立しているけど親の高齢化で再び同居もありえるのか」悩ましい決断のようです。
「マイナビ賃貸」では、マイナビニュース会員30代独身男性214名の方に「親との同居」に関するアンケート調査を行いました。
■Q1.将来、両親との同居を考えていますか?
「はい」と回答した方は86人、「いいえ」と回答した人は128人。
まだまだ自分のライフスタイルが確定していない30代独身男子ですが、両親との同居はすでに考えていない方が多いようですね。
■Q2.両親の介護が必要になった場合は、どうしますか?
「介護する」と回答した方は114人、そして「誰かにまかせる」が82人、その他の回答が18人という結果に。
両親が健在なうちは、あまり考えることのない「介護」の問題。
30代ともなると、そろそろ切実な問題となっていきます。
いずれの回答にも、やはりそれなりの理由があるようです。
<介護する>
・「自分の親だから」(36歳/技術職)
・「心配だから」(37歳/技術職)
・「お金がない」(36歳/作業職)
<誰かに任せる>
・「お金を払って専門の人にやってもらうのが後腐れなくていいと思う」(33歳/専門事務職)
・「自分で介護することは相当な負担だと思う」(35歳/技術職)
<その他>
・「施設に預ける」(30歳/専門事務職)
・「ときによりサービスを利用したり、ときにより皆で協力」(31歳/技術職)
・「両親が介護を望んでいないので、老人ホーム等を検討するか、本人の希望を聞く」(30歳/営業職)
■やっぱり「だって、自分の親だから!」
親の介護については、自分でするにしても誰かにお願いするにしても、そこには両親に対する愛情と尊敬の念があってこその理由といえそうです。
また、今は考えられなくてもその時になれば、親子どちらにとっても無理のない方向でという考えが根底にあり、決して否定的な回答ではないようでした。
長男・次男にかかわらず「親を大切にしたい」という気持ちは、いまだ変わらない印象です。
そして、親の介護の問題とは「親が子どもとどう向き合ってきたのか」「どのように子育てしてきたのか」という問いにひとつの答えを出すもの。
今回の回答結果からはそんなふうにも感じられました。
この結果からは想像でしか言えないのですが、もちろん伴侶となる女性側の両親に対する気持ちも同じだと考えたいところですね。
(文・エスタイル)
【アンケート対象】
調査時期 : 2013年1月11日~30日
調査対象 : マイナビニュース会員(30代未婚男性)
調査数 : 男性214名
調査方法 : インターネットログイン式アンケート【拡大画像を含む完全版はこちら】