

今回の新ラインナップでは、Android 4.0を搭載したFシリーズ6機種が発表された。
Android搭載モデル以外ではBluetoothに対応したSシリーズ5機種、薄型ドックコンポなどの周辺機器が発表された。
本稿では、Android搭載のFシリーズを中心に紹介していく。
Fシリーズはウォークマン史上最高音質をうたった製品で、OSにAndroid 4.0を採用する。
10月20日に発売する予定だ。
ラインアップは、スタンダードタイプの「NW-F800 シリーズ」(64GB/32GB/16GB)と専用スピーカーを付属した「NW-F800K シリーズ」(32GB/16GB)、Bluetoothヘッドホンを付属した「NW-F800BTシリーズ」(16GB)の全3シリーズ6機種。
Fシリーズ全機種で音声信号をフルデジタル処理するアンプ「S-Mster」をモバイル機器向けに最適化した「S-Mster MX」を搭載。

ターゲット層としては高校生、大学生を中心としたマルチ機能志向派、および20代から30代の高音質こだわり層の取り込みを想定しているとのことだ。
同日開催された新製品発表会には、ソニーマーケティングモバイルエンタテインメントプロダクツマーケティング部 統括部長の徳田耕一氏が登壇。
新商品の紹介と国内市場の販売戦略について説明した徳田氏は「生まれて始めて購入する、”自分だけのデジタル機器”にウォークマンを選ぶユーザーは多い」と話す。
ウォークマンは若者にとって、デジタルライフの入り口のような存在になりつつあるという。
「10代の頃に経験した音楽体験は一生記憶に残ります。
そういった意味で、ウォークマンの担う責任は重いと感じています」とし、今後の更なるウォークマンシリーズの進化を誓った。
質疑応答には徳田氏と、

ウォークマンシリーズのターゲット層が若年層に設定されている理由について、徳田氏は「10代は音楽に接している時間が一番長いため」と回答。
高木氏は「

10代で


10代を対象にした調査では、ミュージックプレイヤーと言えば「WALKMAN」と答える割合が一番高いという(

10代の支持を得ている理由について教えてください、という質問に、徳田氏は「スピーカーやヘッドホンとバンドルしている製品ラインナップや、豊富に取り揃えるカラーバリエーションにより、音楽を総合的に楽しめる環境がつくれているからだと認識しています」と回答した。
デジタルミュージックプレイヤーの国内市場規模について、今後はどうなると予想していますか、との質問に高木氏は「グローバルを含めて、スマートフォンでミュージックプレイヤーと同じことができると考えている人はまだまだ多いです。
そのため、マーケット規模はある程度縮小する傾向がみられるかも知れません。
でも、圧縮した音質で音楽を聴くことに満足できない人たちが、そのうち必ず増えてくる。
音質の良さを追求する時代が来るでしょう。
私たちは、そのときのためにしっかりと準備を整えていく考えです」と回答した。
その後、会場には“ウォークマン”のキャンペーン「Play you.」でおなじみのアーティスト、西野カナさんがゲストで登場。
MCとのトークセッションに応じた。
西野さんは新製品について「ピンクが好きなんですが、新商品ではピンクが2パターンも用意されていてとても嬉しいです」と興奮気味。
「薄くて軽いのに画面が大きくて、めっちゃ見やすいです」と

会場の後方にはタッチ&トライのコーナーがもうけられ、今回発表されたウォークマン新製品や周辺機器が展示されていた。
(記事提供: AndroWire編集部)【拡大画像を含む完全版はこちら】